分析依頼
サンプルの準備
MS 分析用( 質量分析用 )サンプルの場合
- Gel(2-DE gel 又は SDS-PAGE gel)をDW(チリなどの混入が無いようにおねがいいたします)で3回洗浄してください。
- 分析する spot(又は band)を汚染されてない清潔なカミソリ、メスの刃を用いて切り抜いてください。
※スポット周辺の余分なゲルは出来るだけ除いてください。 - 切り出したゲル片を1.5mlのエッペンチューブに入れ常温でお送りください。
※チューブにはバッファーや水などは入れずゲル片だけを入れてください。乾燥されたバンドでも構いません。 - Gel のイメージファイルに切り出した spot(or band)のおよその分子量を記載したものをプリントアウトしていただき、サンプルに同封します。
※分子量はタンパク質同定のためのデータベース検索に必要です。
2-DE 分析用(二次元電気泳動)サンプルの場合
- 4X SDS sample bufferを調製します。
※4X SDS sample buffer(modified) 組成
250Mm Tris-HCl(pH6.8) 、8% SDS 0.08% Bromophenol Blue
*4x SDS sample bufferには2-mercaptoethanol無しで使用するということをご注意ください。 - 細胞を可溶化します。
細胞の可溶化は以下の方法を推奨しております。検体量は解析の可否に大きくかかわりますので、必要量を必ず守っていただきますようにお願いいたします。
<動物組織>
検体量:20mg 以上
可溶化法:300ul 4X SDS sample bufferによって破砕し、常温で20分置いたのち、90℃で5分間加熱して可溶化を行います。
<植物組織>
検体量: 10mg 以上
液体窒素による破砕を行った powderを凍結乾燥した試料
<培養細胞>
検体量(細胞数):2 X 106 以上
可溶化法:細胞を遠心分離した後、上層液(培地成分)は捨て、ペレットを PBSで2-3回 洗浄し、洗浄液を取り除いたのちに300ul 4X SDS sample bufferを加え、常温で20分置いたのち、90℃で5分間加熱して可溶化を行います。
<タンパク質抽出液>
検体量:1mg 程度(Bradford法などで定量して下さい)
可溶化法:4X SDS sample bufferをサンプル量に合わせて加えて常温で20分置き、90℃で5分間加熱して可溶化を行います。
※200ugで24cm large gelを用いた2-DEを1回実施できますが、以後の質量分析を考慮して1mg程度の量をお送りください。 3. 処理済みサンプルを1.5mlチューブに入れ、常温でお送りください。
分析依頼
ホームの分析依頼もしくは、サービス依頼をクリックし、ログイン画面より分析依頼サイトにログインしていただきます。分析依頼サイトでは分 析を希望する解析法、サンプル数、サンプルの詳細情報などをご記入いただきます。情報を送信していただきますと、分析依頼が完了いたします。
サンプルの送付
サンプルは常温でジェノマイン社にお送りいただきます。お送りいただく際には、以下のものを入れてください。
- 解析サンプル
- プリントアウトした分析依頼
- 染色したサンプルのゲルイメージおよび分子量が記載されている用紙(切り出したゲルをお送りいただく際に必要です)
<サンプル送付先>
Recipient Name: GENOMINE, Inc.,
Address: Bldg B, 1F, 327, Saecheonnyeon-daero, Nam-gu, Pohang-si, Gyeongsangbuk-do, 37668, Korea
サンプル分析
サンプルの到着から、分析の進捗、分析の完了までの一連の状況はホームページにあるサービス依頼(サービス管理システム)からログインいただくことで、ご覧になれます。
<分析サービスの方針>
- 情報の管理
当社はサンプルを提出された組織(機関、会社)との間に非開示契約がなくても提供されたサンプルの情報についての守秘義務を有します。 - サンプルの廃棄
当社は受託依頼者から依頼されたサンプルについての分析を終了した後、残存するサンプルがある場合には、6ヶ月間またゲルの場合は1年間の保管の後に廃棄することを原則とします。
分析結果のご連絡
サンプルの分析が完了しましたら、ジェノマイン社よりお客様にe-mailで通知がございますので、メールに記載されているアドレスからサイトにアクセスしてください。終了したサービスのうち、該当するサービスを選択しますと、そこからデータを入手することができます。