LC-MS/MS分析を通してタンパク質同定結果を提供したり、タンパク質伝写後の変形(PTM, Post Translational Modification)に対する質量分析の結果を提供するサービスです。また、質量分析器を通してのタンパク質および多様な分子量の物質に対する分子量測定結果を提供します。
LC-MS/MSサービスは,分析完了したゲルでLC-MS/MS方法を通して検出したmass fragmentation情報を利用してdatabase searchし、タンパク質を同定する分析です。
分析機器および活用
- LTQ Orbitrap XL with ETD System (Thermo Fisher)
- Ion source: ESI
- Sensitivity: fmol 範囲
- Turbo SEQUEST® software
サービスの詳細
サービス番号 | サービス名 | 納期(営業日) |
---|---|---|
M4013 | LC-MS/MS | 10~14 |
*納期は参考納期です。諸事情により、前後する場合がございます。納期の詳細については個別にお問い合わせください。
日本窓口 : (株)バイオ (www.bio-co.com) /mail: info@bio-co.com に御連絡ください。
サービスの流れ
必要サンプル条件
- Gel(2-DE gel or SDS-PAGE gel)を dust-free D.Wによって2~3回 washing後に、分析予定のspot(or band)をコンタミにならないように清潔な道具を使用して直径0.2cm以内でcuttingします。
* できる限り染色されていない部位は除去してください。 - Silver stainingの場合、染色程度が肉眼ではっきり見える見えるくらいのバンドが必要です。
- CBB stainingの場合、肉眼で見える程度であれば分析可能です。
- Cuttingした gelを 1.5ml micro-tubeに入れて常温でお送りください。
* D.W or bufferは入れなくても問題ないです。また、乾燥した bandも可能です。
ご注意
- 1. 銀染色で質量分析サンプルを調製する場合は、試薬にグルタルアルデヒドが含まれていない試薬をご利用ください。グルタルアルデヒドが入っている場合はタンパク質がゲルに架橋されるため、分析が行えなくなります。
- 2. 電気泳動ゲルからのPMF同定とMALDI-TOF/TOF 同定の場合、 CBB染色では薄く染まる程度、銀染色では明瞭に染まる程度の量が必要です。
- 3. 脱色(destaining)は行わなくても結構です。
- 4. CAF-MALDI sequencing分析と LC-MS/MS MASS分析はCBB染色されたタンパク質バンドが必要です。1バンドのタンパク質量が少ない場合はバンドが複数必要になります。SPOTの場合は最小限 3-4個のスポットをお送りください。
納品データ
- MASCOT search result
- Mass spectrum image